幼児用車椅子(バギータイプ「RVポケットSS」)

rvpocketss
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なーさんの初めての専用車椅子。健常児用バギー使用に限界を感じたのは2才9ヶ月のときでした・・・骨盤部が普通のバギーでは安定して固定できず、前方にずりずりずり落ちて、座骨に体重を乗せてちゃんと座れない「仙骨座り」にばかりなってしまい、背骨にとにかく良くないし、下肢のカエル開きも著しかったので。そんなわけで、2才10ヶ月時にオーダーしました。

機種名は「RVポケットSS」。「無段階ティルティング機構」のバギーです。

ハンドル部のレバーを軽く握るだけで、なめらかに、骨盤部の安定した角度を保ったまま、自由な角度にリクライニングできます。
一般のベビーカーでは背部のリクライニングはできますが、座面が連動して倒せるものはほとんどない、まして腰部・骨盤部・下肢の角度を一定に維持したままリクライニングできるものはありません。
そのため、なーさんのように体幹の麻痺が強く、骨盤部も安定せず、下肢の痙直もあるために座位を保つことが非常に難しい子供には、このような「ティルティング機構」が不可欠になってくるのです。
完全フラットにまでリクライニングできますので、寝かせたまま移動したり、緊急時にはオムツ替えも乗ったままで可能です。

なーさんは、公費でまかなってもらえるバギー本体に、自費でモールドクッションの座面を作ってもらいました。座位保持椅子の座面のようにうねうねしている部分です。このクッションのおかげで、下肢がカエル開きにならず、腰部・骨盤部の安定性が増し、きれいな姿勢で長く座り続けることができます。しかも、このクッションのおかげで、見た目もおしゃれっぽくなってるんじゃないかと???(^-^)

全て通気性に優れたメッシュ生地や「立体編み物フュージョン」(なんのことかわからないけどパンフに書いてあります)で作られた、冬寒くなく夏も汗でべたべたしない素材のシートです。

正面から見ると、モールドクッションのうねうねと枕のうねうねがバランスよくてカワイイ!!
枕も、首の座りの甘いなーさんが乗りつづけても、頭や首ががくがくしたり後ろに反り返りすぎることもなく、安定していられるように考えられている絶妙なかたちです。
折りたたんで自立します。普通のセダンの車のトランクに入りますので、急にタクシーに乗るときにも安心です。

また、このバギーは、普通の食卓に並べて食事を取るのに良い高さになっていますし、電車の座席の座面の高さとちょうど良く合うのです。外出時に一緒に食事を楽しんだり、様子を見守るのがとっても楽になりました!

欠点は、普通のバギーよりは重い(本体8kg)ことと、両手を使わないとたためないし、すごくコンパクトにはならないこと。でもティルティング機構のバギーの中では圧倒的に軽いのではないかと思います。重量とコンパクト性は健常児用のバギーには無論劣りますが、背骨と股関節の健康度を守れる度合いは、比べものにならない。背骨と股関節の健康度をどれだけ保てるかで、5年10年先のなーさんのQOL(クオリティーオブライフ)も介助者のQOLも、かなり違った物になっていくでしょう。だから私はなーさんの背骨と股関節をできるだけよい状態で守りたいので、もう絶対に普通の軽量バギーは使いません。ってか、一度RVポケットSSでのなーさんの安定度や、楽そうにいつまでもごきげんで乗れて、食事も一緒のテーブルの高さで近い目線で楽しく摂れている様子をみたら、もう体に合わないバギーには絶対に乗せられないなと思いました。それに、ごつさも重さも、すぐになれましたし(^-^)

by emiko | 5.29.2009 | Category: 移動に関するもの
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